コビトカバは世界三大珍獣で不思議な動物?生態や特徴は?

コビトカバってどんな動物?
コビトカバはカバ科コビトカバ属に分類され、
ミニカバとも呼ばれ、
世界三大珍獣の一匹でもあります。
リビエラやギニア、コートジボワール、
シエラレオナなどの西アフリカの森林や沼に生息し、
名前のとおり体長は約150~175cm、
体重は約180~275kgほどで小さく、
一見こどものカバのように見えますが、
普通のカバとは生活様式などがまったく違っています。
夜行性で夕方から深夜にかけて最も活発に活動し、
草食性のためシダ類などの草や木の葉、
果実、水性植物なども食べます。
普通のカバは凶暴でワニを
真っ二つにするくらいの力がありますが、
コビトカバは小さいために
カバの補食対象になってしまうこともあります。
そのために群れをつくると発見されやすいため、
コビトカバは基本的に単独もしくは
ペアや家族単位で生活しています。
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コビトカバの特徴は?
またそれぞれなわばりを持っていますが、
他の動物が自分のなわばりに入ってきても
ほとんど争うことはなく、
互いを無視するだけで、とても穏和な性格です。
また、カバよりも陸上生活に適応しているため
特別に水中を好むことはありませんが、
カバと同じで体が被毛におおわれているので、
皮膚を乾燥から守るために水浴びや泥浴びは度々します。
体は灰黒色で頭部はカバに比べると小型で、
眼は突出せず鼻孔は前方に向いています。
前足の二本の指には僅かに水かきがありますが、
四肢は陸上生活に適したようになっているのも特徴です。
現在生息しているコビトカバの分布域が
互いに分断されていて範囲も限られていることから、
生息数の減少や密猟などによる
更なる生息数の減少も懸念されています。
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