カナダヅルは特別天然記念物?生息地や特徴は?

カナダヅルの生息地は?
カナダヅルはツル目ツル科です。
分布としては、アメリカ、シベリア北東部、
キューバ、カナダなどに分布している。
日本でも冬鳥として観察されることがありますが、
その多くはほかのツルの群れに紛れて、記録されています。
額にハートがある!?
体長は80㎝から120㎝で、翼を広げると175㎝ほどになり、
体重は3.5㎏程度の小型のツルです。
全身は灰色の羽毛で覆われており、
雄雌に色の違いは見られません。
大きな特徴としては、
その額に真っ赤なハート型の模様を持っています。
このハートマークは幸せを呼ぶとして人々から親しまれています。
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カナダヅルは生きた化石?
現在のカナダヅルと同じ鳥が
900万年前に化石として発見されています。
これは現生している鳥類の中で
もっとも古い化石とされています。
繁殖はどんな感じ?
カナダヅルは生後2年から7年ほどで繁殖行動を始めます。
広い縄張りを持ち、
巣は枯れ草などで繁殖期に湿地帯に作ります。
巣に卵2つ産み雌雄のどちらも卵を温めます。
卵は30日ほどでヒナがかえります。
ヒナはその後2カ月ほどから
飛ぶことができるようになります。
幼鳥の色は上半身が茶色で下半身は灰色また、
額のハート形は見られません。
成鳥とともに、赤いハートがみられてくるようです。
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