オカピはキリンの仲間の動物で絶滅危惧種?

オカピってどんな動物?
オカピはキリン科のオカピ属に分類され、
キリンの仲間であることがわかっています。
また20世紀になってから
初めて存在が確認された非常に珍しい動物で、
世界の三大珍獣の一つに挙げられています。
体型はウマに似ていて、
胴体は黒褐色から茶色です。
シマウマに似た白と黒褐色の
美しい縞模様が脚にあるのが特徴で、
森の貴婦人などとも呼ばれています。
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オカピの特徴は?絶滅危惧種なの?
体長は約200~210cm、体重は約210~300kgほどで、
中央アフリカのコンゴ民主共和国やガボンなどの密林など、
限られた地域に生息しています。
また、非常に個体数の少ない動物として認識されており、
全世界でも10000頭ほどしかいないと
言われている準絶滅危惧種です。
野生動物保護区において
保護されてなんとかその種をつないでいます。
多雨林地帯で、
オスとメスのペアか単独で生活していますが、
大きな木でおおわれた暗い森よりも
食物になる若い木などが茂る明るい二次林を好みます。
木の葉や新芽をキリンのように
長い舌でたぐり寄せて食べています。
その他にも、草や果物、シダ、キノコ類なども好んで食べます。
オカピはメスのほうが体がやや大きく、
オスは頭のてっぺんに毛でおおわれた
二本の後ろ向きに生えた15cmほどの角をもっています。
また歩き方も変わっていて、
踏み出すときに胴体の左右同じ側面にある足を同時に出す、
側対歩という歩き方をします。
聴覚、視覚ともによく発達していて
警戒心も非常に強いため、
野生での繁殖の様子なども詳しく分かっていませんが、
飼育下では妊娠期間は440~458日と長く、
一産一子を出産します。
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