カグラザメは幻の深海魚?生息地や特徴は?

カグラザメってどんなサメ?
カグラザメは熱帯から温帯の海域にかけて広く生息しているサメで、
水深2000mあたりの深海で暮らしています。
主なすみかが深海なので、人を襲った事例はないようです。
世界的に生息はしているのですが、
日本海での目撃は非常に珍しく
2013年の捕獲を含めまだ2回しか捕獲されていないそうです。
さらに最初に発見されたのが2010年というのですから
さかなクンが驚くのも無理はありません。
カグラザメの特徴は?
カグラザメの体は大きさが4mを越えさらに大きいものは6mにも及びます。
色は灰色から褐色でお腹は白くなっています。
平たい吻が大きく曲がっているため、吻と顎に段差ができています。
横から見ると鼻だけが出っ張っているように見えます。
カグラザメは他のサメに比べてえらが一つ多く設けられています。
そのような特徴がみられるのはシロカグラと
ラブカのみなのでかなり珍しい特徴のようです。
あらゆる種類のものをえさにするため、
魚類・甲殻類・頭足類・貝類・海産哺乳類、
さらには他のサメまで食べてしまうそうです。
それを可能にするのは強いあごと鋭い歯。
特に歯はのこぎりのような形をしています。
子宮内で卵を孵化させてから子どもを産みます。
幼魚の大きさは60~75㎝程度とされています。
漁業の対象でもあり、肉や肝油が利用されています。
【関連記事】
⇒ラブカは深海魚の生きた化石!生息地や特徴は?