トラフザメとはどんなサメ?特徴や生態は?

トラフザメってどんなサメ
トラフザメは、インド洋や日本南部の海岸沿いの
60mより浅い海に生息する中型のサメです。
主にサンゴ礁のあるところで暮らしていて、
ニュージーランドでもみられるようです。
トラフザメの大きさは250㎝程度で、
体は薄黄色をしています。
トラフザメの特徴は何といっても体の模様。
幼少期にはトラのような横縞の模様をしているのですが、
生態になるにつれ縞模様が消えていきまだら模様が出てきます。
そして大人になると斑模様のサメに様変わりしてしまうのです。
虎と斑から[トラフザメ(と虎斑鮫)]という名前になったそうです。
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トラフザメの生態は?
トラフザメは夜行性で日中は海底で休んでいます。
夜になると活動を始めますが
サメと言う名前とは裏腹におとなしく、
人が近づいても害はないそうです。
人に慣れるとお腹をなでることもできるみたいで、
ニューカレドニア・ラグーン水族館が
その映像を配信しています。
ダイバーにも人気のサメなのだとか。
えさとして岩場に潜んでいる貝や甲殻類、硬骨魚を食べます。
さらにはウミヘビも食べると言われています。
体が柔らかいため狭い場所が得意で
しかも入れない場所でも獲物を吸い込んで食べてしまいます。
普段は単独行動をしているトラフザメですが
なぜか数十匹から数百匹の群れを作るようで、
群れの中で交尾をするわけでもないことから、
群れをつくる理由がまだ分かっていません。
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