オンデンザメ 深海の巨大ザメの大きさは?

オンデンザメってどんなサメ?
オンデンザメは北太平洋の寒帯海域と日本北部、
アメリカの沿岸部にかけて分布する大型のサメです。
水深0~2000m付近で暮らしていますが、
もっぱら深海で生活しているため
一部の地域を除き滅多に見られないようです。
日本では駿河湾で発見されています。
オンデンザメの大きさは、全長が7m、
体重が1トンにも及ぶため
サメの中でも最大級と目されています。
捕獲されたものは最大で440㎝ですが、
まだまだ大きな個体が発見される可能性もあります。
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オンデンザメの特徴は?
体は黒っぽい灰色で太めの流線形。
サメ肌をまとっていますが、
触るとぷよぷよとした柔らかい感触がするそうです。
小さな目に大きな鼻孔が特徴的です。
あまりに目が小さいため鼻孔が目のように見えたり、
間抜けな顔に見えたりしてしまいます。
選り好みをしない肉食性で、
魚類・頭足類・甲殻類・海産哺乳類
さらには生物の死骸まで食べてしまいます。
しかも生息地をかんがみると
人間以外の天敵がほとんどいないことが予想されます。
よく似たニシオンデンザメにおいては
ホッキョクグマの骨が胃袋から見つかった事例もあります。
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さいごに
ときどき、ほかの魚に交じって水揚げされてしまいますが
肉は美味ではなく肝油が撮られる程度だそうです。
また体が重すぎるため陸では大して暴れることもないようです。
近似種にはニシオンデンザメとミナミオンデンザメがいますが、
これらの違いはごくわずかでミナミオンデンザメに至っては
オンデンザメとの遺伝情報がきわめて近く、
もしかしたら同種かもしれないと言われています。