ミツマタヤリウオ 稚魚の特徴がヤバい?生態はどんな感じ?

ミツマタヤリウオってどんな生物?
ミツマタヤリウオは
水深300mから1000mあたりに広く生息している深海魚ですが、
この種の大きな特徴は、オス、メス、幼体の姿が
『体が細長い』と言うことを除いて非常に大きく異なることです。
メスの特徴
まず、メスについてですが
体長は50㎝ほどで口が大きく、鱗は剥がれやすいです。
とても長いあごひげのようなものが一対伸び出ており、
その先端と目の下部分に大きい発光器があり、
また、おなかの内側にも小さな発光器があります。
歯は鋭く、内側へ倒れる仕組みになっているため、
捉えた獲物を逃しづらいという長所も持っています。
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オスの特徴
一方オスは、メスの1/5程度の大きさにしかなりません。
歯や顎の突起が退化している種もいるようで、
多くの場合、生殖にだけ全てを費やすといわれています。
オスは口も小さくほとんど食事もとらないようです。
幼魚の特徴
さらに奇妙な特徴を持っているのが
『ミツマタヤリウオ』と言う名前の由来にもなっている幼魚で、
目がこれでもかと言うほどとびだしています。
カタツムリなんて目ではありません。
もはや体調の半分ほどの長さがあり、先端に目玉がついています。
そんな状態から成魚になるにつれて目が体に近づき、
最終的には完全に顔の一部になるそうです。
この理由ははっきりしておらず外敵から身を守るためと言う説が有力なようです。
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