ミツクリザメ 見た目が怖い深海魚の名前の由来や特徴は?

ミツクリザメってどんなサメ?
ミツクリザメは、
全長5から6mで広い生息範囲に泳ぐ深海サメです。
ミツクリザメと言う奇妙な名前の由来は
動物学者の箕作佳吉教授の名前にちなんでいます。
学名も『mitsukurina owstoni』といい、
発見者のアラン・オーストンさんと
箕作教授の名前が両方使われています。
箕作教授は有名な動物学者で
ミツクリザメのほかにも献名された生物がいるようです。
そんなミツクリザメの第一の特徴は、長く伸びた吻です。
吻というのは前方に向けて突出した部分のことを言い、
ミツクリザメの場合はとても長い鼻のように見えます。
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ミツクリザメの特徴は?
ただしその吻はカジキのように
固いものではなくむしろ肉質で柔らかいもの。
決して相手を倒すための武器ではありません。
それでは長い吻は一体なんなのか。
答えは獲物を探知するレーダーです。
微弱電流を感知するロレンチーニ器官が集まっているため
深海でも獲物を探すことができるのだそうです。
もう一つの特徴は長く飛び出す顎です。
鮫は普段はあの形で泳いでいますが、
獲物を食べるときに顎を突き出す性質を持っています。
しかしミツクリザメは顔が変わるほど顎が飛び出し、
まるで違う生物のようにすら見えてしまいます。
あまりの奇怪さにゴブリンシャークとも呼ばれています。
世界的に分布はするものの数は少なく、
生きたミツクリザメを捕獲できる機会は非常にレア。
そのため生体はまだまだ闇に包まれているそうです。
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