カンムリワシは天然記念物で絶滅危惧種?生態はどんな感じ?

カンムリワシってどんな鳥?
カンムリワシは
タカ目タカ科カンムリワシ属です。
ヒマラヤ、インド、台湾などに分布しており、
日本の石垣島、西表島、与那国島に生息しています。
カンムリワシの生態は?
カンムリワシの全長は53㎝、翼を広げると110㎝
体重は800g程度です。
カエル、蛇などの両生類や爬虫類、甲殻類、昆虫などを食しています。
カンムリワシの特徴
カンムリワシは成鳥と幼鳥で羽毛の色に違いがあります。
成鳥は褐色に斑点のある姿をしているのですが、
幼鳥は全身が白い羽毛に覆われています。
成長するにしたがって褐色の羽毛に生え変わっていくようです。
興奮すると高等部の羽毛が冠のように立つことから
カンムリワシと呼ばれているようです。
一度に産む卵は一個で、
卵を温めるのはメスであるとされています。
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カンムリワシが減少してる?
現在カンムリワシは絶滅危惧種ⅠA類、
国の特別天然記念物の両方に指定されており、
日本国内ではその数の減少が懸念されています。
外来種などによる環境の変化や、
車による事故によって数が減少しているのではという声もあります。
現在カンムリワシの正確な生息数は不明であり、
石垣島では生息している数を数える調査が行われており、
その調査では2012年には石垣島で110羽、
西表島で78羽確認されています。
カンムリワシに対する観察事例などはあまり多くなく、
その生態がいまだ謎の部分もあり調査を望む声があります。
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