アメリカバイソン 人間の手で一時は絶滅の危機も?生息地や生態は?

アメリカバイソンってどんな動物?
アメリカバイソンは、アメリカ合衆国に分布しており、
以前はアラスカ~カナダ西部や
アメリカ~メキシコ北部にかけても分布していたとされています。
別名、アメリカヤギュウ、
メジャーな別名ではバッファロー
と呼ばれています。
イエローストーン公園とウッドバッファロー公園を除いて、
野生個体は絶滅したとされています。
メスよりオスの方が大きく、
オスの体長は304~380cm、メスは213~318cmで、
体重はオス544~907kg、メスは318~454kgで
体型の特徴では、肩部が盛り上がり、
特にオスでは著しいと言われています。
他に、湾曲した角をもち、
最大角長は約50cmが記録されています。
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アメリカバイソンの生態は?
アメリカバイソンは、草原や森林に生息しており、
メスと幼獣からなる群れをつくり行動していますが、
以前は、季節によっては群れが大移動していたと考えられます。
行き先は、南北方面と言われています。
オス同士は角を合わせて、突進してケンカしたり、
糞尿の上を転がり臭いを体中につけて威嚇するとも言われています。
主に植物食であり、木の実や草等を食しています。
成獣が外敵に襲われることは少ないと言われていますが、
幼獣や年老いた個体、病弱な個体は外敵に襲われやすいです。
交尾の期間は6~9月頃で、妊娠期間は約285日ですので、
4~5月頃に1頭出産します。
もちろん繁殖形態は、胎生です。
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人間との関わりで減少した?
ネイティブアメリカンが
アメリカバイソンを食用としていました。
他には毛皮を靴やテントの一部として使ったり、
アメリカバイソンの群れを崖に追い込み落とす狩猟を行ったり、
農業や牧畜の妨害になるとし
害獣として駆除されること等によって、
急激に数が減少しました。
1890年にはなんと1000頭未満と言われていましたが、
1970年代に数が少しずつ増え、
15000~30000頭にまで増えています。
1860年代に入ると、アメリカバイソンを保護する動きが始まり、
1905年にはアメリカバイソン協会がたてられたと言われています。
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