アホウドリの名前の由来は?絶滅危惧種で天然記念物?

アホウドリの生息地や特徴は?
アホウドリはミズナギドリ目アホウドリ科アホウドリ族です。
一年を繁殖期以外は海の上で生活するため、
分布としては北大西洋に分布しています。
生息地としては、
日本の伊豆諸島と尖閣諸島のみです。
全長は120㎝で翼を広げると、
230㎝ほどあり、これは海鳥としては世界最大級で、
体重は4㎏〜5㎏ほどです。
アホウドリは長生きをするものが知られており、
31歳でヒナを育てていた事例や、
42歳のアホウドリの記録も存在しています。
アホウドリという名前から鳴き声は
『アホウ』なのかなと思う方もいると思いますが、
正確な鳴き声はギーギーと言うそうです。
海鳥であることから、
陸上での動きは俊敏ではなく、
すぐ捕獲することができるそうです。
そのような姿から名前が付けられたという説があります。
【関連記事】
⇒タンチョウ 北海道釧路の湿原に飛来!特徴や生態は?
アホウドリの一年は?
夏季は海の上で過ごし、
休息の時は会場面または飛行することで休息します。
冬季は子育ての時期に入るので繁殖地へ戻り、
子育てを行います。
繁殖のために戻ってくるアホウドリは二年でも早いほうで、
遅いもので五年ほど卵を産むようになるまでにかかります。
卵は1つしか生まず、大切に親が育てていきます。
【関連記事】
⇒ライチョウ 国の特別天然記念物で保護?生態や生息地は?
減少して絶滅危惧種?天然記念物?
アホウドリは人間に対する警戒心があまりないこともあり捕獲されやすく、
日本では19世紀後半から20世紀前半にかけて乱獲が行われていました。
羽毛が羽布団などの利用のために
使われたからとされています。
アホウドリの数は減少していきました。
今の推定個体数は2000羽ほどとされており、
絶滅危惧種Ⅱ類、国の特別天然記念物に指定されており、
保護が進められています。