バンドウイルカは実は凶暴?和歌山のピンクのアルビノや生態や特徴も!

バンドウイルカの生態は?
バンドウイルカって呼ばれることが多いんですが、
実は標準和名は「ハンドウイルカ」と言います。
ハンドウイルカは鯨偶蹄目ハクジラ亜目マイルカ科
ハンドウイルカ属に属するイルカで、
最もポピュラーなイルカの一つで、
北極圏および南極を除く世界中の海に生息しています。
最近では「バンドウイルカ」という呼び方が
一般に広く使われていて、
論文でもが多数派になってきているそうです。
成体の体長は2m~4mで、
体重は150kg~650kgと生息地によって差があって、
北限に近いスコットランドのマレー湾における
平均は4m弱ほどの大きさであるのに対して、
アメリカのフロリダでの平均は2.5m程度だそうです。
また、バンドウイルカは「泳ぎの達人」とも言われていて、
65km/hで航行する高速船と競ってさらに
速く泳いだという目撃情報もあるほどです。
最高速度では82km/hに達するシャチにかないませんが、
体が小さくて体重も軽いバンドウイルカのほうが
制動力やジャンプ力には優れています。
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実は凶暴な一面も?
バンドウイルカは人懐こくて好奇心が旺盛なので
潜水しているダイバーのまわりにバンドウイルカが
集まってくることもよくあります。
傷ついた仲間を助けようとするほど、
仲間意識が強く恐れをしらないような行動を
することもは知られていますが、
傷ついた人間のダイバーを助けようとしたり
2004年11月にはニュージーランドで、
3mのホホジロザメから護るかのように人間を取り囲み、
ライフガードたちは無事に
海岸に戻れたという報告もあるそうです。
でも、バンドウイルカも捕食する生き物。
むやみに人間を攻撃することはないが、
バンドウイルカには捕食者として非常に攻撃的な面もあります。
危害を加えようとしてくるサメと
戦闘することも知られており、
獰猛なホホジロザメを単独で攻撃して
倒したという記録も多く残っているそうです。
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和歌山でピンク色のアルビノ?
和歌山県で太地のイルカ追い込み猟で捕獲された
白いバンドウイルカの赤ちゃんのが
和歌山県太地町立くじらの博物館で飼育されています。
このイルカが太地町立くじらの博物館で
展示され始めたのは2014年1月で、
体色が珍しいことからくじらの博物館へ
搬入されることとなって飼育されることになりました。
この非常に珍しい“アルビノ”バンドウイルカは
自然界でも稀に目撃されることがあるそうですが、
飼育されているのは世界でこの一匹だけ。
薄いピンク色をしているのは
皮膚下を流れる血液の色が透けて
見えているためだそうです。
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