ハブクラゲの危険性や生息地は?被害にあったときの応急処置の方法も

ハブクラゲってどんな生物?
ハブクラゲは沖縄や奄美に生息するクラゲで、
日本近海に生息するクラゲの中でも特に危険な種類。
過去に3件もの死亡例があって、
刺されると激痛を感じ、
刺傷箇所はミミズ腫れになります。
6時間ほど経ったら、
だんだん水疱に変わりはじめ、
12時間くらい経過すると
壊死しはじめてくるそうです。
症状がひどい人の場合だと、
意識障害や呼吸困難を引き起こして、
心停止に至る可能性もあるんです。
どんな時にさされるの?
5月から10月にかけて発生して
浅瀬まで入ってくるが傘がほぼ透明で見えにくいため、
気づかずに接触して刺されることが多くあります。
沖縄県の海水浴場には
ハブクラゲ侵入防止網が設置されているところが多く、
それがない海岸で泳ぐ際は注意が必要です。
沖縄での海洋生物による被害で
1番多いのがハブクラゲによるもの。
1年を通してハブクラゲに刺される被害はありますが、
1番被害の多いのは、海洋レジャーも盛んな7月、8月で
この2か月で150件近くも被害件数があるそうです。
そして、被害者が重篤になっている件数も
ハブクラゲが一番多く、
そのほとんどは10歳未満の子供です。
クラゲ防止ネットを設置していても
被害者がでているビーチもあるので、
ネット内だからといって安心ではありません。
ハブクラゲの被害にあう大半は
やっぱり海での遊泳中がほとんどです。
クラゲ防止ネット際や
沖にあるブイの周辺は特に危険で
ネットから触手が入り込んでいる場合も
あるので近づかないようにしましょう。
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もし刺されてしまったら…
刺されたら海からすぐにあがり、
助けを求めましょう。
そして、酢には刺胞の発射を抑える効果があるので
大量の酢を刺されら患部にかけましょう。
ただし、酢が効果的なのは
ハブクラゲに刺されたときのみです。
まだ体についている触手をがあったら
そっとはがして、痛みがある部分を冷やします。
そして、なるべく早く病院で
治療を行ってください。
小さいお子さんや、
刺された範囲が広い場合などの場合は
迷わずに救急車を呼んで応急処置をしましょう。
ハブクラゲに関する注意事項は?
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もし、刺されてしまったときに
患部をこすったりすると被害が拡大する可能性があります。
ものすごい激痛が走りますので、
痛くてかきむしったりしてしまうと、
より重症化する恐れがあるので注意しましょう。
アルコールをかけると
被害を拡大させてしまうそうです。
「消毒といったらアルコールだろ?」
という発想は逆効果ですので気を付けてください。
先ほども少し書きましたが
なるべくクラゲ防止ネットのあるビーチで
泳ぐようにしましょう。
ラッシュガードやウェットスーツなどを
着用している部分は被害を防ぐことができます。
小さなお子さんがハブクラゲに刺されると
重篤になる可能性がありますので
被害を最小限に抑えるためにも
なるべく長袖長ズボンで遊泳することをお勧めします。
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