ヒョウモンダコの生息域が拡大していてヤバい!対処法はあるのか?

ヒョウモンダコってどんなタコ?
体長は10cmほどの小型のタコで、
体色をすばやく変化させることができて、
周囲の岩や海藻にカモフラージュします。
ですが、危険を感じたり刺激を受けると
青い輪や線の模様のある部分が
明るい黄色に変化します。
この模様がヒョウの柄に似ていることから
ヒョウモンダコという和名がつきました。
噛まれたらどうなる?
普段は肉食性でカニやエビを捕食しますが、
人間も触ろうとしたり、近づいてしまった場合は
噛み付かれることがあります。
もし噛まれてしまったら危険です。
ヒョウモンダコの唾液には強力な神経毒である
テトロドトキシンが含まれていて、
噛まれると呼吸困難に繋がる麻痺を引き起こし、
最悪の場合は酸素不足になり心停止に至ることも。
もし噛まれた場合はどうする?
応急処置はまず傷口を押さえ
心臓マッサージを行います。
呼吸困難になる可能性が高いので
しっかりと呼吸を確保することが大切です。
なるべく早く病院に行って治療し、
毒が体から排出されるまでは
酸素マスクをつける必要があるそうです。
一般的には噛まれてから24時間で
回復に向かうと言われていますが、
子供は体が小さいため大変危険です。
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生息域が拡大していてヤバい!
日本からオーストラリアにかけての
西太平洋熱帯域・亜熱帯域に広く分布していて、
浅い海の岩礁やサンゴ礁などに生息しています。
ところが、2009年になってからは
九州北部の福岡県・佐賀県・長崎県・大分県で
多く目撃され始めるようになり、
2012年頃から三重、和歌山、神奈川などの
海で相次いで発見されるようになり、
日本近海での生息域も拡大していっています。
元々、温暖な地域に生息していることから
地球温暖化の影響によって日本近海の海水の温度が
上昇しているのかもしれませんね。
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