ジムグリ赤い蛇が希少でかっこいい?生態や特徴は?

ジムグリってどんなヘビ?
日本の固有種で無毒のヘビであり、
ジムグリは全長約70~100cmほどです。
体色は、赤みかかった茶褐色で、
黒い斑点が入りますが、
個体によってはジグザグ状の場合もあります。
また、この黒い斑点は成長すると
徐々に消失していくといわれています。
腹部の鱗には、
黒い波紋が入り市松模様状になることから、
別名元禄ヘビともいわれることも。
比較的寒い地方では、
赤みが強く黒い模様がほぼ消失した
個体が出現することもあり、
これらをアカジムグリと呼びます。
ですが、これが個体差なのか、
ただ単に色彩変化なのかは
未だ不明だといわれています。
ちなみに、北海道産の個体群は、
体全体がオリーブグリーン色に
なっているといわれています。
生態や特徴は?
主な生息地は、平地から低山地が中心で、
森林や水辺、草原が多く中でも
林床を特に好む傾向があり、
地中や石の下に潜ることでしられています。
和名の由来は、
この潜ることから来ているそうです。
摂氏24度前後というヘビでは少し珍しい低温を好み、
蒸れや高温に弱いといわれていることから、
ペットとして飼育するのはたいへん困難です。
野生個体の多くは、気温が低い朝方や夕方に
活発的に活動するといわれています。
食性は、モグラやネズミといった
小型の哺乳類といわれる動物食になります。
特に、地中に巣穴を作っている
ネズミの赤子を好んで捕食するといわれており、
特にネズミが出産する春と秋に接触行動が活発化し、
エサが乏しくなる夏や冬には
ほぼ絶食することが確認されています。
繁殖形態は卵生で、
4~6月に交尾し1~7個の程の卵を
7、8月頃に産み落し、卵事態は白く、
殻は皮革状といわれており弾力があります。