シマヘビは無毒?生息地や特徴は?

シマヘビってどんなヘビ?
シマヘビは日本固有種で、
無毒のヘビで全長約80~200cm。
ほぼ日本全域に生息してるが、
伊豆諸島の個体は海鳥のヒナや卵などを
食べているからか、2mと大型だが
逆に北海道に生息するシマヘビは、
80cmに満たないといわれています。
4本の黒い縦縞模様が入るのが一般的だが、
縞が全く入らない個体や、
アゴの辺りが黄色い個体もいます。
他にも、
黒色化したメラニスティックと
いわれる個体群もおり、
これらを「カラスヘビ」といいます。
極稀にアルビノ個体の確認の報告例もあります。
シマヘビの特徴や食性は?
生息地は、一般的に耕地、
河川敷、森林、草原等に住んでいます。
あまり木に登ることはなく、
地表をすばやく動きながら行動しています。
木にのぼることが少ないので、
都心ではあまりシマヘビの姿を
見ることが減ってきています。
なぜなら、
塀などを超えることができないことと、
地表メインで行動するので、
交通事故にあいやすいからだといわれています。
食性は幅広く、ネズミやカエル、
小型の哺乳類やカエルを食して成長しますが、
共食いも報告されています。
この中でも特に、
爬虫類や両生類を好んでいるといわれています。
危険を感じると尻尾を激しく振るわせ
地面を叩き相手を威嚇します。
繁殖形態は、卵生で4~5月に交尾をし、
7~8月に約4~15個の卵を産み、
しばらくの間メスが卵を保護します。
この繁殖期には、
オス同士コンバットダンスと
いわれる行動を起こします。
お互い絡み付き合いメスを
奪い合うといわれています。
シマヘビは無毒のヘビですが、
鋭い歯がはえているのでかまれると痛みますし、
口内から破傷風菌の報告もあり、
万が一噛まれたら
すぐに水で患部を洗い、消毒しましょう。