サシバは渡る猛禽類?絶滅危惧種で生態や特徴は?

サシバってどんな鳥?
サシバは中国北部、朝鮮半島、日本などに
分布しているタカ目タカ科サシバ属の鳥です。
冬は東南アジアなどで過ごし、
夏に日本に渡ってきます。
一部は越冬を石垣島などで行うものもいます。
サシバの特徴
サシバはタカ科の中では中型で体長は約50センチ、
翼を広げた時の大きさは100センチほどになります。
翼が体に対して大きいのが特徴です。
色は、頭からにかけては赤褐色で、顔は灰色。
メスとオスで少し色味に差がある。
また、メスのほうが体は大きく、
これはタカやトビに基本的に共通する特徴です。
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サシバの好む環境
サシバは水田のある里山などで
繁殖を行うことが知られています。
水田があることでサシバの餌となる
昆虫やカエルなどが捕獲しやすく
子育てに適しているからです。
巣は針葉樹の上などに作られ、
卵は30日ほど温められたのち孵化する。
サシバの好む環境が開発によって減少したために
今現在サシバはレッドリストに分類されています。
日本では絶滅危惧種にも指定されています。
サシバは渡り鳥?
鷹の渡りとよばれる、
季節ごとの定期的な移動を行う鳥として
ハチクマなどと共に知られています。
これらの鳥は餌を求めて移動を行い繁殖をしています。
サシバの渡りは平均速度40キロほどで飛行しており、
12時間飛び続けることもあります。
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